マイプロテイン社 プロテインバー カーボクラッシャー【虫混入騒動 何が起きた?】

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2020年9月11日、ツイッターへの一枚の写真投稿をきっかけに、マイプロテイン社製品の虫混入が問題となっています。

この記事では、

  • この「マイプロテイン虫混入騒動」とは何があったのか?
  • 原因は何と考えられるのか?マイプロテインの反応は?
  • 私達は今後プロテイン購入にあたり、どうすべきだろうか?
  • 私達が安心して購入できるプロテインは?

について記載いたします。

筆者もこれを機に調べてみたのですが、単なる虫混入ということではなく、私達日本と海外の食の安全に対する考え方の違い、というスケールの大きな話まで拡がる、大変興味深いものでした。

筆者は、学生時代から含めると15年以上トレーニングをしてきている、トレーニング大好き人間です。トレーニングに関する色々なブログ記事を見るのですが、「あ、この人実際にトレーニングしていないな、コピペしているだけだな」とか「無駄に高いものをアフィリエイトのために紹介しているな」と思う記事が多く、ちょっとした怒り(!)を感じて、ブログを書き始めることにしました。

実際の経験と、本当に役立つ本音ベースで、記事を記載していきます。

プロテインも、毎日摂取しており、今回の「マイプロテイン虫混入騒動」は、大変興味を惹かれるものでした。

「マイプロテイン社プロテインバー虫混入騒動」とは何か?

これは、2020年9月11日、ツイッターに掲載された投稿された一枚の写真から始まりました。

※以下ツイートには虫の写真が出てきますので、苦手な方はマイプロテイン社の公式見解(2020年9月15日発表)では何と言っている?まで飛んでください

マイプロテイン社虫混入騒動の発端は一つのツイッター投稿から

この写真からは、マイプロテイン社の「カーボクラッシャー」というプロテインバーに、幼虫らしき虫と、ダニのような小さな虫がびっしりとついている様子が見て取れます。

以下は、同じツイートをされた方が、未開封のプロテインバーを開封している動画です。

プロテインバーの袋に穴がないことを確認したうえで、開封すると、プロテインバー表面についている白い点のような小さな虫が動いていることが確認できます。

このことについての、ツイッター上では、マイプロテインへの批判、怒り、落胆、ちゃかし、自分はきにしない等々の様々な意見が出ています。

 

これは一体、何が起きたのでしょうか?

マイプロテイン社の公式見解(2020年9月15日発表)では何と言っている?原因は?安全性は?

上記の9月11日の最初のツイートをきっかけにした虫混入騒動に対して、マイプロテイン社が9月15日に自社のウェブページ上で発表した公式発表以下です。

マイプロテイン社の公式発表(2020年9月15日)

  

この公式発表をまとめますと、以下です。

マイプロテイン社の公式発表(2020年9月15日)まとめ
  • マイプロテイン社のカーボクラッシャーの一部に、異物混入があることが発覚
  • 現在、カーボクラッシャーは、全世界のマイプロテイン社のサイトから削除済み。(※マイプロテインはイギリスの会社で、世界に販売展開をしています)
  • 独立した第三者機関が調査した結果、輸送中に発生した事故であり、人が食べたとしても健康へのリスクをもたらすものではないと結論づけた。

マイプロテイン社の見解を、我々はどう読み解き、向き合うといいのか?

上記のマイプロテイン社の公式発表、私達にとって、なかなか受け入れがたいものではないでしょうか。

そのように感じる点は2点あると、考えます。

私達が感じる疑問
  • 上記のツイッターにおける投稿動画のように、該当のプロテインバーは、未開封の状態で穴が開いていることは確認できなかった。そのため、「輸送中に発生した事故」というマイプロテイン社の発表は、責任逃れのように聞こえてしまう。
  • 虫が混入している以上、「健康へのリスクをもたらすものではない」というマイプロテイン社の発表は、我々日本人からすると、「そんなことないだろう」「虫が入っている時点で安全性に疑問」と感じ、受け入れられるものではない。

上記の疑問に、非常に示唆を与えてくれるツイートがあるので、そちらも紹介させてください。

この三幸貿易さんの一連のツイートは今回の騒動に対して、大変に参考になる意見、物の見方が満載です。もしご関心ありましたら、上記の一連の元ツイートも御覧になってください。

以下、当記事にて、三幸貿易さんのツイートも踏まえて、まとめていきます。

私達が感じる疑問①
  • 上記のツイッターにおける投稿動画のように、該当のプロテインバーは、未開封の状態で穴が開いていることは確認できなかった。そのため、「輸送中に発生した事故」というマイプロテイン社の発表は、責任逃れのように聞こえてしまう。

上記の「輸送中の事故」に関してですが、そもそも、海外の食品においては、一定の確率で虫の卵が入っているそうです。欧州では気候が冷涼なため、ほとんど孵化しないのですが、日本のこの暑い気候においては、孵化することが珍しくない、ということです。

ここは、筆者の推察が入りますが、マイプロテイン社公式発表の「輸送中に発生した事故」という表現は、「輸送中に、非常に温度の高い環境下に製品が放置されるという『事故』が発生したことにより、製品内の卵が孵化してしまった」という文脈での記載だと、考えます。

ただ、高温多湿な日本の環境下では、輸送中の「事故」が起きずとも、虫の卵が孵化する可能性があり、たとえマイプロテイン社の主張に沿ったとしても、正確な記載ではないと言えるでしょう。

また、輸送会社への責任転嫁を想起させてしまうという点、「事故」という言葉が上記のような「輸送中に、非常に温度の高い環境下に製品が放置される状態」とは一般的には認識されづらい事から、非常に誤解を招く文章であると言えるでしょう。

私達が感じる疑問②
  • 虫が混入されている以上、「健康へのリスクをもたらすものではない」というマイプロテイン社の発表は、我々日本人からすると、「そんなことないだろう」「虫が入っている時点で安全性に疑問」と感じ、受け入れられるものではない。

  

以下は、私も調べる中で、正直驚いた事でした。

これについては、私達は少々冷静になり、一呼吸置いて考える必要があるかもしれません。

まず、そもそも、我々日本人からすると、「虫が入っている時点でそれはまずいだろう」と思ってしまうのではないでしょうか。

私も勿論、日本に生まれ育った人間なので、そのように思いますし、意図せず虫の入った食べ物を食べたいとは思いません。

(ただし、はちのこや、イナゴの佃煮のような意図的に虫の入った食べ物は可能。それも、冷静に考えると少々不思議な気もしますが)

   

ですが、この日本における食に対する考え方は、全世界共通のものではないようです。

海外の小麦などの商品には一定の確率で虫の卵が入っており、高温多湿な環境下で孵化することは珍しくないのです。

これは、殺卵処理をしないためであり、涼しく乾燥している気候のヨーロッパでは、ほとんど孵化しないということと、虫を食べても危険ではない、という考え方によるものだそうです。

例えば、殺虫剤を使っていない野菜において、虫がわいているのは通常のことで、むしろ安全である証拠、というような考えです。

さらに一歩踏み込んで言えば、「殺虫剤や防腐剤の方が体に悪いんじゃないの?」という考えですね。

実際にアメリカでは食品医薬局が「ピーナッツバター100グラム当たり昆虫の断片50個まで」というように、食品への虫混入の許容レベルを定めています。これは、殺虫剤等を多用することで下げることはできるが、害のない自然物(虫のことです)の混入を害のある劇物に置き換えることはすべきではない、という主張のようです。アメリカらしい合理主義的な考え方、とも言えます。

確かに、虫が混入していることによる健康被害と、殺虫剤・防腐剤による健康被害、どちらが大きいのか?と問われると、答えようがありません。。。

   

筆者は海外に数年住んでいたことがありますが、食事に虫がたかるとか、まあ、ありますよね。。。気になりますけど、気にしていたらどうしようもない、ということです。しばらくすると、人間興味深いもので、慣れてしまいました。。。

  

上記のような食べ物に対する日本と海外の考え方の違いから、「自然物」である虫が混入していても、「健康へのリスクをもたらすものではない」というマイプロテイン社の見解が出てきたのだと考えられます。

ここで、注意したいのは、

●この食べ物に対する考え方にどちらが正しい、どちらが上もない、ということと、

(海外は衛生管理がダメだ!、という指摘は意味がないと考えます。そもそも、海外では衛生管理する必要性がないと判断しているのですから)

  

海外の考え方が存在することを認めたからといって、海外に合わせるべきでもない。

(つまり、虫の卵入りのプロテインバーを、無理して食べる必要はない、ということです)

取り付く島もない言い方をすれば、「いやなら買わなければいい」のです。

買わない、という事で、マイプロテイン社に意思表示をすべきだと考えます。

   

例え話として、どこまで一致しているかわかりませんが、例えば「納豆」について、私達日本人は好きで食べますよね。

でも、これはフランス人からしたら、腐って糸を引いている食べ物は、食べる気が起きないかもしれません。

そうしたら、フランス人は食べなければいい。

ですが、フランス人に「日本人は腐った豆の納豆を食べるべきではない!」って言われたくないですよね?

「これでいいと思っているんだから放っておいてよ」って思いますよね。(筆者は納豆大好きです)

   

その逆バージョンが、今回のマイプロテイン社のプロテインバーだと考えては、どうでしょうか。

虫の卵入りのプロテインバーを、私達日本人は無理して食べる必要はない。買わなければいい。買ってしまったらなら、返品処理をすればいい。

けれど、イギリス人(マイプロテイン社はイギリスの会社です)が、虫の卵入りのプロテインバーを食べるのは、彼らの自由です。

   

念のため、再記しますが、私自身は虫の卵入りのプロテインバーを好き好んで食べようとは思いません。ですが、上記のような食に対する考え方の違いによるものなので、考えた方の違いや、相手の主張の合理性・実用性を認めた上で、マイプロテイン社の製品は食べないようにする、ということが筆者の考えです。

  

なお、「別に気にしないから、私は注文し続けるよ」ということも、非常に「あり」だと思います。上記の経緯や、なぜすれ違いが生じたのかを理解したうえで、各自が判断をしてよいのではないでしょうか。

   

なお、私は、マイプロテイン社より安い、国内製造のプロテインを以前から買っているため、そもそも、高いマイプロテイン社の製品を購入する意味を感じないんですよね。。。

(蛇足)筆者が飲んでいるマイプロテイン社より安い、国内製造プロテインの紹介

需要があるやもなので、紹介しますね。

筆者が購入しているのは、エクスプロージョン社のホエイプロテインです。

詳細は下記の記事に記載していますが、マイプロテイン社のホエイプロテインが1グラムあたり2.80円なのに対して、エクスプロージョン社のホエイプロテインは、1グラムあたり1.82円です。(2020年9月時点)

エクスプロージョン社は、マイプロテイン社の虫混入騒動を受けて、改めて安全への取組をウェブ上で公表しています。

  

国内製造工場であるということと、ISO9001取得、製造品質管理基準認定、X線検査、重量検査、微生物検査、味・香り検査、理化学検査、虫混入防止管理について、記載しています。

マイプロテイン社より安いプロテインでもありますし、興味のある方は、以下のプロテイン価格の比較記事を読んでみてください。

   

【2020年9月】コスパ最強プロテインは何だ!?最安値おすすめ紹介【1g当たり単価比較】

   

この記事のまとめ

  • 2020年9月11日のツイッターへの写真投稿をきっかけに、マイプロテイン社のプロテインバー「カーボクラッシャー」に虫が混入しているという騒動が勃発
  • 2020年9月15日に、マイプロテイン社は、公式発表として、虫の混入は「輸送中に発生した事故」であり「人の健康のリスクをもたらすものではない」と発表
  • この発表に、我々日本人は違和感を感じてしまうが、そこには、日本と海外の食に対する考え方、価値観の違いがあるのであった。

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運動と食事で、素敵な身体になって、より楽しい人生を過ごしていきましょう!

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